クイズの答え
Q.1
出題文: 販売価格10万円の製品1,000個を製造し,販売する予定である。A案とB案に関する記述のうち,適切なものはどれか。

こたえ: A案とB案の利益は等しい。
解説: 固定費とは売上高の多さに関係なくかかる費用、変動費とは売上高に比例して必要となる費用です。
利益は、売上高−固定費−変動費 で計算できるのでA案,B案それぞれの利益を求めます。(単位は万円)
[A案]
10×1,000−1,000−3×1,000
=10,000−1,000−3,000=6,000
[B案]
10×1,000−2,000−2×1,000
=10,000−2,000−2,000=6,000
どちらの案を採用した場合でも利益は6,000万円なので、A案とB案の利益は等しいということになります。
Q.2
出題文: グループウェアで提供されている情報共有機能を活用したサービスとして,最も適切なものはどれか。
こたえ: スケジュール管理
解説: グループウェアは、社内のコンピュータネットワーク上を利用した社員同士が情報を効率的に共有することを目的としたソフトウェアです。主な機能として、電子会議室,電子掲示板,スケジュール管理,会議室予約,文書共有,ワークフローシステム(電子決裁)があります。
現在の主流はWebサーバを利用するタイプのグループウェアで、クライアント(利用者)はコンピュータにソフトをインストールすることなしに、標準でついているブラウザを利用してグループウェアの機能を利用することが出来ます。
つまりグループウェアが提供する機能として適切なのは「スケジュール管理」ということになります。
Q.3
出題文: 製品開発のライフサイクルにおいて,技術開発や製品の機能設計,ハードウエア設計,試作,製造準備といった作業工程のうち,同時にできる作業は並行して進め,手戻りや待ちをなくして製品開発期間を短縮する手法はどれか。
こたえ: コンカレントエンジニアリング
解説: コンカレントエンジニアリング(concurrent engineering)とは、設計から生産に至るまでの各プロセスを同時並行的に行うことで開発期間や納期を短縮や生産の効率化などを進める手法です。
逆に各工程を順番に行っていく手法はシーケンスエンジニアリングと呼ばれます。
Q.4
出題文: 不正アクセス行為の禁止等に関する法律で禁止されている行為はどれか。
こたえ: OSなどに存在するセキュリティ上の弱点を電気通信回線を通じて攻撃してコンピュータを不正利用する行為
解説: 不正アクセス禁止法は、ネットワークに接続できる環境で本人に許可なく他人のID・パスワードを使って認証が必要なページに接続することを禁止する行為、および本人に承諾なく第三者にIDとパスワードを教える行為などの禁止を定めた法律です。
不正アクセス罪が成立するためには、以下の4つの要件を満たすことが必要となります。
Q.5
出題文: 次の損益計算資料を基に算出した損益分岐点の売上高は何百万円か。
こたえ: 1,600
解説: 損益分岐点における売上高は、
固定費÷(1−変動費率)
変動費率=変動費/売上高
の公式を使って求めることができます。
問題の損益計算書において変動費は、1,400+600=2,000 なので変動比率は、
2,000/4,000=0.5
この変動費率を用いて損益分岐点売上高を求めると、
800÷(1−0.5)=800÷0.5=1,600
1,600百万円であることがわかります。