印度古哲と同時代の中国の思想家たち

難易度 問題数 全10問

紀元前6世紀〜3世紀ユーラシアのそこここで哲学・思想の花が咲いた。まさに百花繚乱。中国の思想家たちを見てみよう。…

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クイズの答え

Q.1

出題文: 周王朝が衰えると、中国では有力諸侯が王を称して覇権を競う、春秋・戦国時代となる。諸侯は国力の充実に努め、有用な人材の登用を行うようになった。こうした状況の中で登場した思想家たちを一般に何と呼びますか?

こたえ: 諸子百家

解説: 諸子百家(しょしひゃっか)とは、中国の春秋戦国時代に現れた学者・学派の総称。「諸子」は孔子、老子、荘子、墨子、孟子、荀子などの人物を指す。「百家」はこのクイズの各問の答となる学派など。

Q.2

出題文: インド古哲マハーヴィーラ(一説)前549-前477、釈迦(一説)前566-前486と同時代人として孔子(前552年10月9日‐前479年3月9日)がいる。
ではギリシアのプラトンの生没年はどれか。

こたえ: 前427年 - 前347年

解説: 前469年頃 - 前399年4月27日はプラトンの師ソクラテスの、前384年 - 前322年3月7日は弟子アリストテレスの、前372年頃 - 前289年は孟子の、生没年である。この時代から辺境の地で非実在説すらあるイエスの誕生まではまだ遠い。さらに辺境の島国に文字が伝わるのは約1000年も後の話。

Q.3

出題文: 孔子(こうし)とその流れをくむ思想家たちの学派。孔子の死後、孟子(もうし)、荀子(じゅんし)らによって発展した。孔子は春秋時代末期に魯(ろ)の国で生まれ、役人となり母国の改革に努めたが成功せず、老後は弟子の教育に専念し、社会の秩序である礼を重んじ、仁を説いた。この学派は?

こたえ: 儒家(じゅか)

Q.4

出題文: ○子(○○し)を祖とする学派で、平和主義の立場から兼愛(兼愛交利説とも言う)、非攻説が知られ、倹約を説いた。根本となる「兼愛」とは、自分と他人を区別しない愛の事。人間が自己中心的になると社会全体が混乱に陥るとし、お互いに他人を愛すれば、相手に利益(=交利)がもたらされると考えた。「非攻」とは、戦争で人を殺して国の勢力を伸ばすのは間違った考えであるとし、人々の幸福のために戦争を否定する。しかし外国から攻められた場合の、自衛のための戦争は否定しなかった。この学派は?

こたえ: 墨家(ぼっか)

Q.5

出題文: 老子(ろうし)を祖とし荘子(そうじ)に受けつがれた学派で、老子の『道徳経』に基づく教義を説く。儒家の道徳の説を人為的であるとして批判し、自然に素直に従う事、すなわち無為自然の中に理想を見出した。この学派は?

こたえ: 道家(どうか)

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